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鉄色鉄肌 展 テツイロテツハダ


鉄色鉄肌展 テツイロテツハダ  終了しました。
   鉄彫刻家イマオカ ヒデノリ
        hidenori imaoka

2020 1/30 THU ― 2/24 MON

僕の鉄をみんなに探してもらえるように
空(くう)をひとつのフェイスとし、
色、肌をテーマに表現してみました。
そして、ホクロがその人の個性を表すように
ありのままの印象を僕のさりげない鉄で誘いたいと思う。

鉄の色は、赤色だとずっと思ってきた。
今でもそう思ってるし、実際に鉄と向き合うには、
紅い鉄と出逢うことからはじまるから僕の鉄の色は、赤色。である。
普段、みんなの見ている鉄の色は、おそらく黒色、銀色、茶色だと思う。
僕もその色を見ているし、それが鉄の色であるとも思っている。

そしたら、錆って、どんな色をしているんだろう?なんて投掛けてみる。
みんなも僕も共通しているイメージなのかな?なんて、茶色って答えてみた。
でも、なにか腑に落ちない響きに不快感を感じる。
錆びるという現象をただ茶色という色で共通認識することは、僕には抵抗があった。
酸化時に発する熱量感や身に纏った肉厚感に色があるような気がして。
人でいうと、顔が綺麗だねじゃなくて、肌が綺麗だねって云いたい感じなのかな?

錆を育ててる僕の日課は、鉄に塩水をあげて、たっぷりの太陽を浴びさせること。
改めて、塩水と太陽光なくしては、錆は育たないってことを考えてみようと思った。
海と太陽で錆(さび)なんだと。イメージを膨らませると、単純に色が見えてきた。
青色と黄色で錆色。無性にその関係を表現してみたくなってきた。それがはじまり。

錆は朽ちてゆく鉄の姿ではなく、生きてゆく鉄の姿だと思っています。
朽ちゆく美は、生き抜く美であるとするならば、
生きるということは、美しさの対比にある醜さがあってこそ
強くも厳しいその存在に引き立てられて美しくなるのであると思う。
それが人の色であり、鉄の色なんだと思える今日この頃です。

僕にとっての鉄の色と肌は、今、生きている、
ここにありました。


補記 鉄と沖縄。今岡 秀則

                        鉄彫刻家 イマオカ ヒデノリ